みそじのおんかつ

みそじのおんかつ

音活真っ盛りのおばちゃんです。

【今月のオススメ記事】

【初心者向け】今更聞けないオーディオとMIDIについて

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こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は超初心者向けオーディオとMIDIについての違いの話です。何となく分かってるけど、よく分からない、という人に向けて何が違うのか?何が出来て、何が出来ないのか?という話をしたいと思います。

当たり前のように使われる言葉なので今更聞けない…という人もいると思いますので、この記事が参考になれば幸いです。

オーディオデータって何?

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よくサンプリング音源という言葉を聞いたことがあるかと思います。現代におけるサンプリングというのはすでに出来上がっている音楽の一部を再利用することを指します。

スネアドラムキックなどのワンショット(一発のみの音)なども含めて、サンプリング音源と呼ばれることが多いです。

MIDIデータって何?

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MIDIというものは信号であり、単体では音が鳴りません。
パソコンに取り込むことで様々な楽器で音を流すことが出来ますので、DTMで楽曲制作を行う人の中ではMIDI信号をメインに扱う人も多いです。

オーディオとMIDIの違いとは

オーディオとMIDIは具体的にどう違うのか?主な違いをまとめてみました。

違いその①:テンポ(速度)
    オーディオ:加工することは可能なのですが、極端に早くしたり遅くしてしまうと音が劣化してしまうなど、ある程度の制限があります。
    MIDI:自由に変更可能。


違いその②:音色
    オーディオ:すでに音色は出来上がってるのでリバーブなどのエフェクト以外不可能。
    MIDI:自由に変更可能。


違いその③:ピッチやキー
    オーディオ:加工することは可能なのですが、極端に高くしたり低くしてしまうと音が劣化してしまうなど、ある程度の制限があります。
    MIDI:自由に変更可能。


違いその④:フレーズ
    オーディオ:前後を入れ替える、波形を切って並べるなど限定的。
    MIDI:自由に変更可能。


違いその⑤:サウンド
    オーディオ:サウンドパック等様々なオーディオデータが存在しているので沢山の音を取り扱うことができ、質も良いものが多いです。
    MIDI:持っている音源次第。不可能なサウンドも多い。


違いその⑥:取り扱い難易度
    オーディオ:オーディオ素材を並べるだけでも楽曲っぽいものを作ることが可能。音楽的な知識がない人でもとっつきやすい。
    MIDI:所謂譜面を作成するので、最低限の知識が必要になります。音楽的な知識がない場合は耳頼りになるので、制作に時間がかかります。

まとめ

同じ音を出すものではあるけど、全く違う「オーディオ」と「MIDI」の主な違いは以上になります。初心者がとっつきやすいのはオーディオデータであるのは事実なのですが、すでに出来上がっているものなので、拡張性は少ないです。逆にMIDIは最初の知識さえ乗り越えてしまえば幅広い音を作ることが可能です。

どちらが優れている、という話ではなく一長一短なものですので、どちらもバランスよく使い制作をスムーズに進めていくのがベストなのでは無いかと思います。

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またScalerのような作曲補助プラグインも今はありますので、上手く活用することで初心者でも悩みすぎずに制作を進められるのではないかと思います。

【宣伝】明日LIFEという楽曲が配信されます。

Store
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こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は雑記的な内容になります。たまには自分の活動の宣伝しなきゃ…と思いまして。
既にYouTubeでアコースティックバージョンを配信開始しています「LIFE」という曲なのですが、明日30日~バンドバージョンを配信させて頂きます。

linkco.re

iTunes Storeでは予約販売も開始していますので、よければよろしくお願い致します。

既にTwitter内ではお話しているのですが、ファイナルファンタジーのあるナンバリングに出てくる二人をイメージして歌詞を書きました。

リプライでも「この人かな」というお言葉をたくさんいただけて嬉しい限りです。本当にありがとうございます。答えはずっと内緒なんですけど、受け取って下さる方によって様々な解釈があるのが本当に音楽って楽しいなと思います。

アコーステックバージョンの配信もして欲しいとのありがたいお言葉も頂戴していますので、何らかの形でお手元に届くようにしたいと思っています。
あなたの心に少しでも響く曲である事を願っています。

曲は何度も練り直して良い!リミックスに思う事

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こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は雑談のような話になりますが「楽曲は発表して終わりではない」という話をしたいと思います。むしろ発表をしてから時間が経った後に、こうしてみたい、ああしてみたいという気持ちは誰にでも生まれる事だと思います。

今回は私なりのリミックスについて思う事と、その時に気をつけた方が良いという話をしたいと思います。

リミックスとは?

そもそも、リミックスという事がよくわからない人もいると思うので、簡単な説明からしたいと思います。

リミックス (remix) とは、複数の既存曲を編集して新たな楽曲を生み出す手法の一つ。
 Wikipedia から抜粋

DAWを使って楽曲を制作した場合、個別の楽曲データ(パラデータ)というものが存在すると思います。それを活用して、全く雰囲気が違う曲を作り出すことを言います。ボーカルやギターの波形をスタッターしたり、MIDI譜面を変更したりする事もリミックスと捉えて良いと思います。
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スタッター (Stutter) とは、トラックサウンドの「一部分を連打」「切り刻み楽曲へ配置」する編集テクニックのこと。 音程/音色変化を併用することで、更にバラエティに富んだサウンドとなる。
 Sleepfreaks から抜粋

過去、私が発表している曲で「私と一緒に踊りませんかぁ?」を発表した後、それを使ってリミックスを作りました。
かなり雰囲気が変わっている事がおわかり頂けると思います。




発表した曲はそれで終わりじゃない

一度完成した楽曲を発表したらそこで終わりと考えている人が多い気がします。それはとても勿体ないなと感じています。せっかく時間をかけて発表したものをiTunesなどで発表した後に「こうしたい、ああしたい」が出てきたらぜひ手をつけてみて欲しいなと思います。

思いっきり雰囲気を変えるのもありですし、バンドものをアコースティックバージョンにするのもありだと思います。

DTMに限った話では無いですが、経験を積んでいけば今まで出来なかった事が出来たり、様々な表現方法が出てくると思います。その時に既存の曲を作り直したいと思うのは当たり前の事です。また過去作を触って思う事、学ぶ事も沢山あると思います。それが今後の制作活動に活かされたりもしますので、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。

リミックスを作る時に気をつけた方がいい事

これは個人的な意見なので、参考程度に聞いて欲しいのですが、既存曲をリミックスする際に「テンポやコードにとらわれがち」というものがあります。極端にテンポを変更する事でオーディオデータに影響が出る事は当たり前の話ではありますが、リミックスを作る時は逆にそれが良い味になる場合もあります。

またこちらでご紹介している

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代理コードなんかを使って、曲の雰囲気を思い切り変える事も有りです。

元の楽曲にとらわれる事なく思いついたまま作ってみるのが一番良い曲が出来上がると思っています。

まとめ

今回は番外編のような話ではありますが、新しい曲を作ることも大切ですが、過去の曲を見直すのも大切だというお話でした。

自分が過去に作った曲を見返した時に新しい名曲が隠されているかもしれません。作曲の上で大切な事は広い視野を持つ、様々な事に挑戦する事だと思っています。この記事を読んで自分の過去作品を見返した時に少しでも思い立つ事があればぜひ挑戦してみてください。

UJAMが今度はアゲアゲEDMを作らせてくれるらしいから使ってみたBeatmaker「HYPE」

www.youtube.com

こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

UJAMの公式Twitterがこんなお知らせをしていたので早速試してみました。UJAMは何度か既に記事にしていますが、今回ご紹介するBeatmakerの他にもVirtual GuitaristFinisherなど、音楽制作において無くてはならない存在になってきています。私のように楽器の弾けないDTMerが意外と多い事を最近感じていて、そんな人でもギターやベースの音を取り入れて曲を作る事ができる事や、ドラムが分からない!という人にも優しく手を差し伸べてくれる存在がUJAMです。

現在$20 OFF + アコギ音源プレゼントというセールをしていますので、興味のある方はぜひ購入を検討してみて下さい。また全ての製品は30日間のデモ版もありますのでぜひどうぞ。

UJAMとはなにか

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上記記事でもご紹介しているのですが、より良い音楽を、よりはやくをスローガンに掲げる、ドイツのブレーメンに本社をおくインストゥルメントやプラグインの開発会社です。日本ユーザーにも優しい日本語公式Twitterがあったり、最近では様々な日本代理店から購入する事が可能なので、英語が苦手な方でも安心して購入ができます。

また、私が推しているiZotope社のようにTwitterの中の人が面白い。様々な優秀な製品が多い世の中で「中の人がどんな人間なのか分かる」というのはかなり大きな事だと思っていて、実際私自身もUJAMの中の人が好きなので製品に興味を持ちました。製品がいくら素晴らしいものでも届かなければ意味が無いですし、こういう企業努力は素晴らしいものだと感じています。

Beatmaker「HYPE」ってなに?

『BEATMAKER - HYPE』は、プログレッシブ・ハウスとEDMのサンプル、プリセット、グルーヴが数多く搭載され、指定されたキーを一つ押すだけで、簡単にビートメイクができるというスグレモノです。また、単音でも操作する事が可能なので、この場所に音を足したいという事も可能になっています。

個人的に素晴らしいなと感じている所はMIDI制御中に音が重なってしまっても、新たに送った信号を感知し音同士がぶつかり合う事なくスムーズに移行することです。ちょっと言葉だとわかりにくいと思うので、下記の画像を御覧ください。
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こんな風に音が重なっていたとしても新たに押したキーを認識し、なおかつBPMに合わせた繋ぎをしてくれます。これ超便利。もちろん単音はこれに干渉する事なく追加で鳴らす事が可能となっています。

この機能はVirtualシリーズ全てに搭載されています。

実際に「HYPE」を触ってみよう

というわけで、実際に触ったほうが早いと言うことで導入。
起動画面はこんな感じ。超オシャレ。
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右側の鍵盤でリズムトラックを制御、左側の鍵盤で各単音を鳴らす事ができます。

また、上部のエフェクト類を簡単にご紹介していきます。
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一番左側から

  • スネア・キックの各音のボリュームを調節する事が可能
  • Kitでリズムの音を変更可能
  • Riserでセクションの繋ぎに有効なエフェクトをかける事が可能
  • Amount・Beat IntensityはMixで選んだエフェクトの掛かり具合を調節する事が可能

となっています。各パラメーター調節も直感的に操作する事が可能なので、悩む事はないでしょう。



f:id:obachang30:20200820202138p:plain 簡単にScaler 2で音を入れてみました。次にVersesと書かれている所を適当に並べます。
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するとこんな感じ。

聞けない人はこちら
これが指一本でできるって凄くないです?もうイントロできました。

その次に通常のリズムパターンを決めていきます。
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するとこんな感じ。


聞けない人はこちら

最初にお話してたように重なってしまっている所もスムーズに移行しているのが聞いて分かると思います。そして、これにサイドチェインのベースを入れるとこんな感じになります。

聞けない人はこちら

これだけ手軽にビートメイクできるって凄い。

まとめ

もう書くことほとんどないって位便利で手軽な「HYPE」です。正直激推しできるプラグインです。これだけ手軽に作業が進めていけるのであれば、曲作りのペースも上がりますし、自分で手詰まり!というときにも助けてもらえる素敵なパートナーになるのではないでしょうか。
今回ご紹介したプラグインの他にも本当に素晴らしいものが多いので、ぜひ気になる方はデモを触ってみて、ぜひ購入してみてください。SONICWIREさんでオマケとしてくるアコギ音源「VIRTUAL GUITARIST - AMBER」もめちゃくちゃ良い音でおすすめです。

$20 OFF + アコギ音源プレゼントのセールはこちらから
各プラグインのデモ版入手はこちらから



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たくさんの曲を聞けたので、ミックスのポイントみたいな話をするよ

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こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は初心者に向けてのミックスで気をつけた方が良い事をまとめてみようと思います。というのも、Twitter上で様々な音源を聞かせてもらう事が増えて、その中で惜しい!と思うものが結構ある事を感じました。

その惜しいと言うのは、あるパートの音量だったり、ノイズがあったり…と理由は様々なのですが、その中でここは特に気をつけた方が良いのではないか?というものをまとめています。ノイズに関しては下記の記事も参考にしてみて下さい。(現在無料配布は終了しています。)

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また今回はあくまでミックスの初心者に向けての話になりますので、技術的な面の話ではなく、どちらかというとバランスメインの話になります。

ミックスをした曲をどこで聞くか?

初心者あるあるな話の一つにミックスした曲をパソコン上でしか確認しない事があります。私達が普段音楽を聞くのはどんな場所が多いでしょうか?現在はスマホで簡単に音楽を持ち歩く事ができ、なおかつ音活ユーザーはそこに向けて音楽を発信していく事になります。

それなのに、ミックスした楽曲をパソコン上でしか聞かないというのは矛盾していると思いませんか?ミックスした音源はご自身のパソコン上だけではなく、スマホ+イヤホンや、スマホのスピーカーなどで再生する事が大切です。可能であればカーステレオで再生するのも良いでしょう。

様々な手軽に音楽を聞ける場所=人がより音楽を聞く可能性がある場所で再生をし、ミックスを整えていく事が何よりも大切だと思います。全ての人が良い環境下の中で聞く事は無いです。むしろ現代では街中などの比較的悪い環境で音楽を聞く人の方が多いのではないかと思います。ですので、ミックスする段階でそのような場所に適したバランスで整えていく事が大事なのではないかと感じています。

とりあえずデカイ音量は間違い?

よくある話の中でとりあえず音量をいっぱい持ち上げればいいと思っている人がいるのもまた事実です。楽曲というのは約4分間の中に起承転結があるものですので、毎回同じ音量で限界ギリギリで流れていたら、とても聞き取りにくい曲になりませんか?

例えばサビなどどこを一番聞かせたいのか?を考え、そこに音量のピークがくるように全体のバランスを考える事が大事です。Invisible Limiterのようにどれだけ音圧を上げても割れない!という優れものプラグインもありますが、これを強くかけすぎるとずっと同じ音量バランスで面白味のない曲になります。

Invisible Limiterが悪いというわけではなく、どのようなバランスで全体を整えていくのか、というのは重要な要素になります。

歌モノは何を聞かせるべき?

歌モノはもちろん声(Vo)を聞かせるべきであり、楽器隊はそれをきちんと支える事が大切です。

ミックス初心者のあるあるな話だと思っていますが、声が結構小さくなってしまうんです。またはとても大きくなってしまう。歌モノとは言え、楽曲も大事です。声が聞こえなくなってしまったり、遠くで楽器が鳴っている…みたいな状況では曲の雰囲気が台無しです。

あくまで主観ではあるのですが、特にJ-POPにおいてはほんの少し声が大きいかな?位のバランスで丁度良いです。このような丁度良いバランスを見つけるためにも様々な環境で楽曲を再生し歌詞が問題なく聞き取れるか?を確認する事がとても大事です。

意外と重要!スネアの音

ドラムの中でのスネアの音は意外と重要です。ドラムの中でもかなりハッキリと聞こえる音なので、大きすぎると声(Vo)を殺してしまいます。私自身の過去の経験からの話ですので、信ぴょう性は強いのではないでしょうか…

例えばパン!というような強いスネアの音がある場合、そこが大きいだけで声(Vo)は負けます。途端に歌詞が聞き取れなくなります。ですので、スネアに関しては少し小さいかな?位が丁度良いと思っています。あくまでこれも主観なので、様々な環境で確認をしてみてください。

ホワイトノイズ・リップノイズは消せ!

特に静かなバラードの曲などで、楽器のホワイトノイズは耳に付きます。

せっかくの良い曲なのに、ボーカルのペチャ・ピチャという音は耳に付きます。ここでご紹介しているようなノイズ除去ソフトで簡単に取り除く事ができます。ちょっとした手間で楽曲の良さは大きく変わります。意図せず発生したノイズは消すに限ります。

まとめ

ミックスのポイントというよりはバランスとノイズの話ではありますが、初心者が陥りやすいミスは上記に上げたような点だと思います。

もちろんEQを使ったコツなんかもありますし、そちらに関しては有益な情報がたくさんあります。しかし、その手前の何を聞かせたいか?どこを聞かせたいか?ということにもしっかりを重きをおくべきだと思っています。何度も書いたように大切な事は人がより音楽を聞く可能性がある場所で聞き、問題なく聞かせたい所が聞こえているかを確認する事です。

そのように考えられた楽曲はバランスもよく聞いていて疲れないので最後まで楽しめる楽曲になっている事が多いととても感じます。自身の楽曲にももちろん言える事ではありますが、これからミックスにも力を入れてみたい!と思っている人はまずはバランスについてしっかりと見直してみるべきだと思います。

この記事が少しでもお役にたてば幸いです。

RX Elementsが無償配布されているので、特に気をつけた方が良いノイズを紹介

こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

現在日本限定でRX Elementsが無償配布されているのはご存知でしょうか。そもそもRXを知らない方のために説明すると、演奏時に発生してしまったノイズや予期せぬノイズなどを簡単に、そして綺麗に除去する事が出来る画期的なソフトになります。スタンドアローンでもプラグインとしても使用する事が出来、宅録やライン録り、更にはセミナーなどにも無くてはならない存在となっています。

そこで今回私がCDの視聴検品と言うなんともレアな仕事をしていた時に「演奏ノイズで特に気になったもの」をご紹介していこうと思います。演奏ノイズは駄目なノイズでは無いのですが…無いほうが絶対に良いと言うものが多いので、今後制作の上で参考になれば幸いです。

また公式noteにどの機能で何のノイズが取れるのか詳しく書いてありますのでぜひ参考にしてみて下さい。

note.com

そもそもCDの視聴検品とは

正直かなりのレアな仕事になると思いますので、ググったりしてもなかなか情報は出てきません。しかし、世の中のCDを発売するためにはとっても必要な仕事になります。今回はその仕事をまず簡単にご紹介します。

CDの視聴検品とは
演奏時に発生したノイズ以外の本来発生していけないノイズ(マスターを作る際に何らかの理由で発生してしまうノイズ)や、音切れなどマスターに不備が無いかを全て自分の耳で確認していく仕事です。
世の中の販売されているCD(プレス工場を通すもの)は基本的に全てこの作業が行われています。契約内容によっては頭切れ・お尻切れのみを確認する場合もあります。


要するに皆が聞く前の音源を聞く事が出来て、なおかつそれがこれから世の中に出回るものになるのでめちゃくちゃ重要な仕事です。有名なアーティストの音源を聞く事も何度もありましたが、胃が痛い…自分に全責任があるので緊張します。しかし、常に様々な音楽が聞ける環境だったので、天職でもありました。

そこで発生する「演奏ノイズ」というものは「演者が意図して発生させている問題ないノイズ」として処理されます。たまにこんなに発生してて大丈夫かな…と思うようなものもありましたが、仕事内容上、それが駄目になると言うことは無いのでそのままプレスされ、流通されます。仕事者としてそれは決して間違いでは無いのですが、演者としてはどうだ?と思うノイズが結構ありました。

実はこういう話は個人やマイナーレーベル以外にもあるあるな話です。ですので、全てのノイズが悪では無くポイントとしてわざと残すのは有りなのだと思います。しかしノイズが大きすぎて演奏を妨げるようなものは良くないなと思います。

ノイズ①ボフノイズ(Vo)

マイクに向かって歌ってる時に発生しやすい「ば行」や「は行」など破裂音が発生しやすい音によく見られます。これが発生してしまうとリスナー側はびっくりします。本当に。

たまにミックスをする時にボフノイズがあるとちょっと大きな音量でミックスしてた日にはビクってなります。これ歌ってる時点で気が付いて直してあれば何よりなんですけど、ミックスの時点でも見逃したらリスナーがびっくりします。

しかも有名アーティストならまだしも、インディーズであればそこで視聴するのをやめられてしまうかもしれない位の危険なノイズです。これは絶対に取りましょう。

ノイズ②歯擦ノイズ(Vo)

これもボーカルノイズで「さ行」などに発生しやすい「C」「F」「S」「Sh」「X」の音です。これはボーカルのキャラクター・楽曲の雰囲気によっては武器になる音ではあるのですが、ずっと鳴り続けていると不快な音です。ポイントとして取り入れる程度で基本的には除去するべきです。

リスナーが歯擦ノイズの多い曲を聞くと耳に不快感を感じるので、最後まで聞いてもらえない可能性が高いです。

ノイズ③ペチャ・ピチャ等の口内のノイズ(Vo)

これもボーカルノイズです。歌っている最中は口を開け締めするのでどうしても発生するノイズなのですが、リスナーとしては不快な音です。

口を開けてくちゃくちゃと食べる人がいますがあの音に似た音がします。この音も絶対に取るべきノイズだと思います。

ノイズ④音漏れ

これはノイズとは違うのですが、録音をしている時にヘッドホンから漏れている音をマイクが拾ってしまいノイズになるものです。

ブレイク等の無音・ボーカルだけになる箇所でクリックが聞こえるなど、理由は様々ななのですが、バラードなどの世界観が大切な曲でそのような音が聞こえると雰囲気が壊れかねません。特に世界観が強めな曲を作っている人は気にするべきノイズになります。

ノイズ⑤アンプからの「ジー」「サー」(Gt・Ba)

エレキギター・エレキベースなどで発生しやすいノイズです。意図的にノイズを発生させ、FXのような使い方をするのであれば全く問題は無いのですが、ただ鳴っている、無音にするべき箇所で鳴っているハムノイズは駄目なノイズになります。

例えばロックで演奏がビタっと止まったのに「ジー」なんてアンプのノイズが発生していたら拍子抜けしませんか。こちらも先程と同じように世界観を壊しかねないノイズになってしまう場合はしっかりと除去しましょう。

ノイズ⑥弦楽器のガリ(弦楽器全般)

こちらも演奏で発生してしまいやすいノイズなので、全てが駄目というわけでは無いのですが、「ガリッ」というノイズが大きすぎると耳障りな音になります。

意図的に発生させるノイズ(弦をスクラッチする)でない限りは気にかけるべきノイズの一つになります。

まとめ

ここでは主に「このノイズは視聴時間を下げかねない」と言うノイズをメインにお話しました。その他にもオケと馴染ませやすくするために部屋の鳴りノイズは消したほうが良いなどもあります。また、宅録あるあるでエアコンや道路のノイズなんかも取り除くべきノイズです。

特にノイズを気にするべきはボーカルだと思います。声を使っている分様々なノイズが発生します。それは当然の事なんです。ですので、より良いボーカル音源にするためにRXを使ってしっかりとリスナーに届けられる音源にするべきだと考えています。

RX Elementsは6日までの無償配布となっていますので、ぜひ手に入れて下さい。

Tunecoreで歌詞の配信が可能になりましたのでご紹介

Tunecoreで歌詞の配信が可能になりましたのでご紹介
画像は公式サイトからお借りしました。

こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。TunecoreさんからTuneCore Japan を利用して配信している楽曲には、歌詞(リリック)を登録する事が可能になったとのお知らせを頂いたので紹介しようと思います。これからは楽曲だけでは歌詞をつける事が出来る事でよりあなたの世界観を伝える事が可能となりました。

こちらの機能は既にTuneCore Japan を利用して配信している楽曲にも適用する事が出来ますので、気になる方はぜひ登録してみて下さい。


歌詞が登録出来る配信サイトと歌詞事業者



【配信可能なストア】
Apple Music、iTunes Store、Spotify(JP)、LINE MUSIC、AWA、レコチョク、RecMusic、dミュージック、dヒッツ、dミュージック月額コース、ひかりTVミュージック、着信うた by KONAMI、うたパス、music.jp、Rakuten Music 等…
※今後随時追加される予定

【歌詞事業者】
プチリリ

プチリリとは?
「プチリリ」はカラオケみたいな歌詞(同期歌詞)を楽しみながら「作れる」「投稿できる」そして「アプリで楽しめる」サービスです。
公式サイトより引用)

【注意事項】
収益は発生しません。配信日は設定できません。サイトによっては反映まで時間がかかる場合があります。一度登録すると修正や削除は出来ませんのでよく注意して登録して下さい。また登録はPCサイトからのみとなっています。

【登録方法】

  • 同期無し(テキストのみ)

 一番簡単な方法です。対応ストアにて歌詞が全体表示されます。

  • 行同期(テキスト+行ごとの時間情報)

 曲に合わせて行ごとに表示されるようになります。

歌詞の登録方法

新規登録の場合

①マイページからシングル登録、またはアルバム登録をクリックします。
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②ジャケットの登録、楽曲情報の登録を行います。

③楽曲を登録をいう所で、アップロードする音源を登録します。一番右側にある歌詞入力未設定という所をクリックする事で歌詞の登録が可能となります。
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【注意】
歌詞を登録するには必ず作詞・作曲者の名前を記入する必要があります。
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クリックをすると、注意事項の確認がありますので良く読み、注意事項を確認し、同意しました。にチェックを入れ同期なしか行同期、どちらで配信するかを選びます。
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④同期なしの場合は下記の手順で歌詞を登録
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行同期の場合は表示させるタイミング等を確認しながら細かく登録をしていきます。
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⑤歌詞の登録が完了した後は通常のリリースと同様にストアを選択し、決済方法を選択し配信完了です。

リリース中の楽曲に登録する手順


①マイリリースをクリックします
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②歌詞を登録したい楽曲をクリックします
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③歌詞入力未設定をクリックし、注意事項を確認し、同意しました。にチェックを入れ同期なしか行同期、どちらで配信するかを選びます。
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④同期なしの場合は下記の手順で歌詞を登録
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行同期の場合は表示させるタイミング等を確認しながら細かく登録をしていきます。
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⑤登録が完了したら、一番下にある歌詞配信を依頼するをクリックして完了です。

やってみて思った行同期のオススメ点

実際に行同期をやってみて、こうした方が良いよと思った点をまとめておきます。
①歌詞を表示させるタイミングは歌う少し前
 歌い出しと同時に歌詞表示では遅い!と感じました。1拍手前位がベストだと思います。

②一行を長くしない
 あまり長い行だと読みにくい印象を受けました。また各配信サイトの一行当たりの文字数は以下の通りなので、それ以上になる場合は意図しない改行になる可能性があります。

配信ストア iPhone10 利用時の全角1行の文字数

Apple Music 21文字
Spotify 12文字
プチリリ 16文字
AWA 16文字
LINE MUSIC 18文字
Amazon 21文字
KKBOX 24文字

まとめ

歌入りの楽曲をリリースしている方は登録して損は無いと思います。また同期無し→行同期への変更は可能なので、まずは同期無しからやってみたいと言う人もオススメです。特にJpopは歌詞を重視する傾向がありますので、日本語の歌詞を書いている人は登録してみてはいかがでしょうか。

今回記事を作成するに当たって私も実際に歌詞登録をしてみたので、使ってみての感想なども書こうと思っています。

【歌ってみた】スマホで録る方法とオススメしない理由

【歌ってみた】スマホで録る方法とオススメしない理由
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は少しだけ偏見のある話にもなるかもしれませんが、歌ってみたを録る方法とオススメをしない理由をお話します。その理由もしっかりとお話していこうと思います。実は多少のお金を使って機材を揃えた方が楽だという事が伝わると嬉しいです。

スマホで歌ってみたを録る方法

スマホで歌ってみたを録る方法
歌ってみたをスマホで録る事自体は不可能ではありません。その方法をお話します。また今回お話する方法はノイズを極力減らしオケと馴染ませやすくする方法です。

方法①マイク付きイヤホンを用意する


スマホにもマイクがありますので、そのまま録音する事は不可能ではありませんが、音質はよくありません。出来るだけ綺麗な状態で録音をするためにはマイク付きのイヤホンを用意して下さい。また遅延等のトラブル防止のために有線で録る事をオススメします。

オーディオテクニカは安価な品でもしっかり作られていますので、出来るだけ費用を抑えたい人にはオススメします。

方法②毛布をかぶる


イヤホンマイクはボーカル用マイクよりも周囲の音を悪い形で拾いやすいです。それを軽減させるために毛布をかぶる事をおすすめします。大きめのクローゼットや押入れなんかがあり、立った状態で歌うことが出来る密閉スペースがある場合はそちらを活用するのも手です。

可能であれば壁に毛布を貼り付ける、突っ張り棒等で毛布を屋根のように固定しその中で歌う等の方法を取ります。大事な事は音を反響させない、無駄なノイズを入れない事です。

方法③オケに合わせて歌う


iPhoneであればGarageBand・Androidの場合はTune Meなどの声を録音するアプリを使って録音をします。その際に毛布の擦れ音などが入らないように配慮しつつ録音する事が大切です。

方法④ノイズや音割れ等のチェック


録音した後にノイズ・音割れなどがある場合はその部分を録り直します。歌う→チェックを繰り返して最終的に問題無い音源になったらデータとして書き出しをし、MIXを依頼したり、ご自身で動画に合わせたりします。

スマホ録音で歌ってみたをオススメしない理由


上記がスマホを使った録音の方法です。決して不可能では無いのですが、歌う事以外に気にしないといけない事が多いです。特にノイズや音割れに関してはパソコンを使った方法よりもシビアになる可能性が非常に高く、またスマホを持ったまま録音すると集中出来ないという理由で置いて歌う人も多いでしょうから、ソフトを使った方法に比べるとノイズに気付くのが遅くなってしまいがちです。

ソフトを使った方法(DTM)だと事前にクリップに気が付きやすく後々ガッカリする可能性が低いです。
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人間ですので体力は無限ではありません。長い時間何度も歌を録るとクオリティは尻下がりになってしまいます。また体力がなくなってしまえば芯のある良い声が出にくくなりますので、より良いものを作るためには体力がしっかりと残っている状態で全てを歌いきる事が大事です。歌う事により集中出来る環境で録音を開始する事が事前に重要な事と考えていますので、私はパソコン上の録音(DTM)を強くオススメします。

パソコン上で録音をするのに必要なもの


ここではパソコン上で歌ってみたを録音するために最低限必要だと思うものをお伝えします。

  • DAW(録音用ソフト)

  • オーディオインターフェイス(音質良く録音するための機材)

  • マイク(コンデンサーマイクだとなお良い)

以上です。私は、最初にPresonusのAudioBox iTwo STUDIOを購入し、マイクとDAWがセットのものを購入しましたが、その後、マイクはAudio-technicaのAT2020、オーディオインターフェイスはRMEのBabyFaceを購入しました。

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特にBabyFaceはかなり高額なものになりますので、気軽にオススメする事は出来ないのですが、今後本格的に歌ってみたをやってみたい!という方は検討しても良いと思います。

良い音質を手頃な金額で手に入れるのであれば、Studio USB-Cシリーズのオーディオインターフェイス+マイクを購入するのをオススメします。特にStudio USB-Cシリーズに付属されるStudio One Artistなのですが、最近アップグレードがありサードパーティプラグイン(AU、VST2、VST3)の使用が可能となりましたので、Professional版を購入しなくても幅広い音源を手に入れる事が可能になりました。

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これにマイクを足すだけで歌ってみたを良い音質で録音する事が可能です。コンデンサーマイクはレコーディングに特化・ダイナミックマイクはパフォーマンスに特化したものなので、コンデンサーマイクの購入をオススメしますが、ダイナミックマイクでもオーディオインターフェイスを通せば良い音で録音する事は可能です。

その他にDTMで歌ってみたをオススメする理由


上記以外にソフトを使った方法(DTM)をオススメする理由は以下の通りです。

  • クリック(メトロノーム)を聞きながら録音が出来るのでリズムがモタったり、走ったりする事が無い

  • イヤホンマイクよりも適正な距離で歌が録れるのでボフノイズなどが発生しにくい

  • 本格的なレコーディングを経験することでスタジオレコーディングの練習にもなる

3つ目は歌い手以外にもバンドでボーカルをやってる・シンガーソングライターをやってる等、今後スタジオレコーディングをする可能性がある方向けですが、ヘッドホンをつけて歌うこと、イヤホンを付けて歌うこと、何も付けずに歌うことは全く違う感覚になりますので、今後幅広くやっていきたい!という意欲がある方はぜひDAWを用いた録音をオススメします。

まとめ

MIXを依頼する場合も、スマホで録音したものを編集するのとDAWを使用して録音をしたものでは時間のかかり方も違いますし、作品の出来にも差が出るのではないかと思っています。作業量が増える=見積もりが高くなるなので、より費用を抑えたい!と思う場合は機材を最初に用意した方が後々安く済む可能性が高いです。

無償でMIXをして下さる方々も多くいらっしゃいますが、その方々の負担を減らす為にも音質良く録音する事は歌い手側の気遣いなのではないかなと思っています。AudioBox iTwo STUDIOなら22,000円、別々に購入しても30,000円程で揃えられますので、ぜひご検討下さい。

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あなたが新しい事に挑戦できない理由は●●だからだ

あなたが新しい事に挑戦できない理由は●●だからだ
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

世の中には新しい事に挑戦し続ける事が出来る人と、そうでない人がいます。それはどうしてなのか?また、挑戦する事が苦手な人は変わる事が出来ないのか?そんな話をしていこうと思います。というのは、私は元々自分で作曲する事が出来ず、作詞と歌う事しか出来ない、メロディを自分でつける事が出来ないと言う位でした。バンド活動をしている時も意見を言う事が出来ず、他のメンバーの意見に従うだけ。そんな自分でも現在では自分で作詞作曲が出来、プラスして映像を作る事が出来るようになり自分でどうしたいのか?と考えながら行動する事ができるようになりました。

これから音活をしていきたい人、これから音活を本格的にしていきたい人へ、挑戦できないのは「性格」と決めつけ自分の才能を埋もれさせてしまわないで欲しいと思います。少なくともあなたの曲はあなたにしか作れないものです。ぜひ様々な事に挑戦してみてほしいです。

あなたが頭が良いから

あなたが頭が良いから

新しい事に挑戦出来ない人は頭が良いからこそ「出来ない理由」や「周りの意見や空気」を考えてしまう傾向にあります。もちろんリスク回避能力は大切なものですし、生きる上で必要不可欠な本能にもあたるものです。仮にリスクや周りの事を考える事が出来なければお金を騙し取られたり、信用関係に亀裂が入ってしまう事もありえます。

しかしリスクや周りの事ばかりを考えてしまい、腰が重くなってしまうとフットワークが重要な現代では他の誰かにアイディアやチャンスを奪われかねません。そして周りとの協調性ばかりを考えてしまえば、自分というものを押し殺さないといけなくなります。それを続ける事でどうなるか、周りの意見がないと不安で動く事が出来なくなったり、目の前にあるチャンスに対してアレコレとリスクの事だけを考えてそのチャンスを逃してしまいます。現段階漠然とした不安を抱えている人はもしかしたらこんな所が理由なのかもしれません。転職なんかも当てはまります。転職先はいくらでもあるのに、自分の年齢が、逃げる事になる、プライドなんかの行動を起こさない理由を先に考えてしまい自分をがんじがらめにしてしまって毎日ストレスまみれになっている人も多いです。

協調性が全くいらないとは言いませんが、音楽に例えるとわかりやすいかもしれません。皆が同じような曲を作って、同じような歌詞で同じような声で歌った場合、記憶に残る・感動する曲になるでしょうか。

後先考えずに思いついたらすぐに行動する人=個性的な人は失敗が怖くないし、良い意味で鈍感です。そして失敗しても折れる事なく次の行動にすぐ移れます。リスクを恐れません。もちろん失敗から何も学ばない人はいけませんが、失敗する事自体は何も悪い事ではありません。失敗をし繰り返さない為の対策を考え、また行動に移す。その繰り返しで様々な事に挑戦していけるはずです。

そもそもどうして協調性を大事にしたがるのか

これは学生時代や社会生活が大きく影響しているのだと思っています。みんなが同じ制服を着て、同じ授業を受ける、少しみんなと違う人はいじめられる。そんな日常の中で協調性が重要であると根強く残っているのではないかと考えています。

現代では音楽を始め様々なシーンで個性的な人を受け入れる空気は出来上がってきていますが、それでもまだ足りないなと思う事が多いです。現在では音活ユーザーが動画に力を入れる事が当たり前ですし、自分で動画編集する人やブログをしたりYouTuber活動している人が増えてきました。私が始めた時は「どうして音楽にのみ集中しないのか」という言葉がありました。丁度映像に興味を持ち始めた頃は音楽がとんでもなく売れていた時代でしたし、今のように誰でもハイクオリティな映像を作る事が出来るわけではありませんでした。PVはプロの人が作るもの、と言う認識もあったと思います。当時の私は何度もこのやらない理由を考え行動せず、危ない経験をしてからやっと動き出しました。

私は興味を持って、やり始めて、間違っていなかったと思っています。むしろもっと早くやるべきでした。映像編集が出来るからこそ楽曲(BGM)とセットで依頼を受ける事がありますし、映像をイメージしながら曲を作るという事も出来、それを形にする事も出来るようになりました。周りの空気を気にしすぎていたら今のような自分はいなかったと思っています。

あなたが優しいから

あなたが優しいから
これはチームやバンドなど複数人でやっている場合に当てはまるのですが、仮に職場で同じミスを何度も繰り返してる人がいたとします。その時に優しいあなたは手を差し伸べてあげるのではないでしょうか。その優しい心はとても大切ですし、素晴らしい事です。しかし、同じミスを繰り返す人は繰り返さないための対策をしない=リスクを回避しようとしない=周りに負を撒き散らす人です。それを周りが助けてあげる事で、対策を考えるための機会を奪い取るとも言えますし、ミスを繰り返す人に歩調を合わせることにもなります。

それが音楽・絵画など本気でやっているものだった場合どうでしょうか。歩調を合わせた事でチャンスが逃げてしまったり、制作が遅くなってしまうなど負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高まります。時間は待ってはくれません。

当然能力は人それぞれ違いがありますので、高い人もいれば低い人もいます。大事なのはその高低差ではなく、その能力を発揮できる工夫をしているか・考えられて行動しているかになります。それが出来ない人を助け続けると待っている未来は共倒れです。

そのようなモチベーションを下げかねないメンバーと一緒にやっている場合は一度考え直す事も自分のためには大事なのではないかと思います。過去、私がやっていたバンドでそのようなメンバーがいました。結果はやはり解散でした。

あなたが何も知らないから

あなたが何も知らないから
あなたが新しい事に挑戦したいと思った事柄について何も知らない場合は恐怖心・不安感が勝ってしまい最初にお話したように出来ない理由を先に探してしまったり自分には無理と決めつけてしまいます。

あなたが国内を旅行したい、と思う場合と国外を旅行したいと思った場合、国内であれば不安はさほど無いでしょう。国外になった場合はその国を何も知らない場合は不安が大きくなるのではないでしょうか。語学勉強を始めたいと思っていても結局やらない、なんていうのもこれに当てはまります。

何も知らない状態で飛び込むのはとても怖いものです。当然です。しかし知らないだけです。現代はネットも発達していて調べられない事はほとんどないと思います。もちろん情報にも嘘があったり、噂程度のものだったり、信ぴょう性が確実なものばかりではありませんが、一箇所だけを見て盲信すると言う事をしない限りはしっかりと有益な情報を手に入れる事が出来るはずです。何も知らない人は挑戦する前の行動も取れていないという場合が多いです。

まとめ

あなたが挑戦出来ないと思っているのはあなただけです。逆を言えばあなたが出来ると思えば出来るんです。もちろん新しい事を始めるのは決して楽な事ばかりでは無いと思います。しかし、その事についての情報をしっかりと手に入れ、多くの人は三日坊主になってしまう事が多いですが続ける習慣をつける事でそれらは回避する事が出来ます。

現在私はまずは失敗してみようと思っています。もちろん危険過ぎる事には近寄る気はありませんが、挑戦してみて失敗する事は挑戦しない事より何倍も重要な事ですし、知識を得る事は自分の財産にもなります。DTMで言えば無料で始める事も出来ますし、様々な資産作りをする事も出来ます。始めようと思えばどんな事でも出来ますから、現代で一番悪い事は行動しない事なのかもしれません。

【作曲】メロディをつける時の目安知ってますか?

メロディをつける時の目安知ってますか?
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

ボーカリストで無い方がメロディを付ける時に「音域が広くなりがち」という点があります。今回はどれ位の音域を目安に作るべきか、またどんな風にメロディを構築していくと良いか、と言う話をしていこうと思います。今はVOCALOIDなんかもあるために結構幅広い音域でも無理なく歌わせる事が可能になっていますが、人間の声となるとなかなかそれも難しいもの。もちろん幅広い音域を出す事が出来る方が多くいますし本当に凄いなぁと思います。しかし、特にポップスというジャンルで重視するべきだと考えていますがどんな人でも口ずさみやすいメロディというものはとても重要になります。

口ずさみやすいメロディ=覚えやすいメロディです。それをどのように作るかの方法を記事にしたいと思います。

メロディ構築は1オクターブ半を気にかける

メロディ構築は1オクターブ半を気にかける
人間が歌う事を前提とした楽曲のメロディを作る上で特に大事なのが1オクターブ半の音域の中でメロディを作ると言うことです。もちろん人間はもっと広い音域の声が出るものですし、作曲者ももっと高い音・低い音を出したい!と思うかもしれませんが、音域が広すぎる曲は歌いやすいメロディとは言えません。ということは口ずさみやすいメロディではないと言う事です。仮にキーがC(ド)だった場合はド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファの中でメロディを作っていくのが良いです。

男性の一般的な音域

男性の一般的な地声の音域はlow G(G2)からhi A(A4)になります。メロディとして考えるはmid1 C(C3)からhi A(A4)で考えると良いでしょう。

聞けない方はこちら

また裏声の範囲はmid 2G(G4)からhi D(D5)で考えると良いでしょう。

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女性の一般的な音域

女性の一般的な地声の音域はmid1F(F3)からhiD(D5)です。メロディとして考えるはmid1G(G3)からhiC(C5)で考えると良いでしょう。

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また、裏声の範囲はhiB(B4)からhiE(E5)で考えると良いでしょう。

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【小噺】真ん中のドはC4

音階を伝える時にmid2とか、hiとか、C4とか…最初は何のこっちゃ分からないと思います。鍵盤を見ていただけると分かると思うのですが、基本的に真ん中のドは鍵盤でも中央に存在しています。それをC4と呼びます。たまにC3で表記されている事もあります。基本的な呼び方をまとめると以下の通り。
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これ、どうしてそれぞれ開始位置が違うのかと言うと、midCなどの呼び方は日本独自のものだからです。C4などの数字表記は世界中で使われています。なので、個人的には数字表記の方を覚えれば良いんじゃないの?と思ってます。が、両方覚えてた方が楽です。最初は訳がわからなくなると思いますが、C4=mid2C=真ん中のドと覚えておくと楽です。

自分の歌える音域はどれくらいなんだろう?と覚えておくと仮歌を依頼してもらった際にもすぐに答えられますし、ボーカリストはぜひ覚えておきましょう。

メロディは押し引きが大事

メロディを作る上で大事なのはリズムや音の押し引きです。様々な楽曲を聞いていると分かると思うのですが、全てのセクションが同じような構成ではなく、「Aメロでは言葉を多く入れたから、サビは伸びやかにしよう」「Aメロは低音だからサビは高音を多く入れよう」というような押し引きが散りばめられています。

仮に自分がリスナー側だとして、ずっと同じようなリズムやメロディは頭に残りますか?というように第三者目線でメロディを聞く事が大事になってきます。もちろん意図的に全編に渡って言葉をたくさん並べている曲も存在しますが、やはり印象に残る楽曲はそういうメリハリがしっかりしている曲が多いです。

ずっと裏声は面白味のない曲になりがち

最近の曲は高いメロディが多いのでついつい高い音を多く使いがちなのですが、それも考えものだと思っています。裏声は終始使うと面白味のない曲になりがちだと思っています。サビの1音目に持ってきたり、サビ終わりに持ってきたりここぞという所で使用することでその綺麗さが活かされますし、リスナーも「おっ」となるのではないでしょうか。

ブレスの位置を大切に

音域と同じ位大切なのはブレスの位置です。VOCALOIDはブレスをしなくてもずっと歌う事ができますが人間はそうもいきません。またせっかく歌いやすく口ずさみやすい音域の中で作ってもブレスの位置が無いのでは結局は歌いにくいメロディになってしまいます。

一番良い方法は作った後にラララで構いませんので自分で歌ってみる事です。誰に聞かれるわけではないのでメロディが多少外れてしまっても全く問題はありません。大切なのは適正なブレス位置を考えて作られているかと言う事です。ボーカリストにとっては休符も歌の一部ですから、メロディを詰め込まないといけないなんて事は全くありません。それよりも印象のあるシンプルなメロディがポンと入ってくる方がより素敵な楽曲になるのではないかと思います。

まとめ

特に作曲家の方で悩みがちなのは異性へ楽曲提供する時でしょうか。もちろん歌う方がどれくらいのキーが出せるのかを把握しているのは大切な事ですが、作る側も無理のない音域で作る事が大切です。最初のうちはメロディを作ったら自分で歌ってみるのが一番良いと思います。

また人間が歌うポップスというものはメロディがシンプルな方が記憶にも残りやすいですし口ずさみやすいです。鼻歌で歌ったものの方が良いメロディである事は多々あることなので深く考え込むより自分の感性を大切に作ってみる方が名曲が生まれるかもしれませんね。

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