みそじのおんかつ

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音活真っ盛りのおばちゃんです。

【今月のオススメ記事】

【歌ってみた】スマホで録る方法とオススメしない理由



【歌ってみた】スマホで録る方法とオススメしない理由
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は少しだけ偏見のある話にもなるかもしれませんが、歌ってみたを録る方法とオススメをしない理由をお話します。その理由もしっかりとお話していこうと思います。実は多少のお金を使って機材を揃えた方が楽だという事が伝わると嬉しいです。

スマホで歌ってみたを録る方法

スマホで歌ってみたを録る方法
歌ってみたをスマホで録る事自体は不可能ではありません。その方法をお話します。また今回お話する方法はノイズを極力減らしオケと馴染ませやすくする方法です。

方法①マイク付きイヤホンを用意する


スマホにもマイクがありますので、そのまま録音する事は不可能ではありませんが、音質はよくありません。出来るだけ綺麗な状態で録音をするためにはマイク付きのイヤホンを用意して下さい。また遅延等のトラブル防止のために有線で録る事をオススメします。

オーディオテクニカは安価な品でもしっかり作られていますので、出来るだけ費用を抑えたい人にはオススメします。

方法②毛布をかぶる


イヤホンマイクはボーカル用マイクよりも周囲の音を悪い形で拾いやすいです。それを軽減させるために毛布をかぶる事をおすすめします。大きめのクローゼットや押入れなんかがあり、立った状態で歌うことが出来る密閉スペースがある場合はそちらを活用するのも手です。

可能であれば壁に毛布を貼り付ける、突っ張り棒等で毛布を屋根のように固定しその中で歌う等の方法を取ります。大事な事は音を反響させない、無駄なノイズを入れない事です。

方法③オケに合わせて歌う


iPhoneであればGarageBand・Androidの場合はTune Meなどの声を録音するアプリを使って録音をします。その際に毛布の擦れ音などが入らないように配慮しつつ録音する事が大切です。

方法④ノイズや音割れ等のチェック


録音した後にノイズ・音割れなどがある場合はその部分を録り直します。歌う→チェックを繰り返して最終的に問題無い音源になったらデータとして書き出しをし、MIXを依頼したり、ご自身で動画に合わせたりします。

スマホ録音で歌ってみたをオススメしない理由


上記がスマホを使った録音の方法です。決して不可能では無いのですが、歌う事以外に気にしないといけない事が多いです。特にノイズや音割れに関してはパソコンを使った方法よりもシビアになる可能性が非常に高く、またスマホを持ったまま録音すると集中出来ないという理由で置いて歌う人も多いでしょうから、ソフトを使った方法に比べるとノイズに気付くのが遅くなってしまいがちです。

ソフトを使った方法(DTM)だと事前にクリップに気が付きやすく後々ガッカリする可能性が低いです。
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人間ですので体力は無限ではありません。長い時間何度も歌を録るとクオリティは尻下がりになってしまいます。また体力がなくなってしまえば芯のある良い声が出にくくなりますので、より良いものを作るためには体力がしっかりと残っている状態で全てを歌いきる事が大事です。歌う事により集中出来る環境で録音を開始する事が事前に重要な事と考えていますので、私はパソコン上の録音(DTM)を強くオススメします。

パソコン上で録音をするのに必要なもの


ここではパソコン上で歌ってみたを録音するために最低限必要だと思うものをお伝えします。

  • DAW(録音用ソフト)

  • オーディオインターフェイス(音質良く録音するための機材)

  • マイク(コンデンサーマイクだとなお良い)

以上です。私は、最初にPresonusのAudioBox iTwo STUDIOを購入し、マイクとDAWがセットのものを購入しましたが、その後、マイクはAudio-technicaのAT2020、オーディオインターフェイスはRMEのBabyFaceを購入しました。

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特にBabyFaceはかなり高額なものになりますので、気軽にオススメする事は出来ないのですが、今後本格的に歌ってみたをやってみたい!という方は検討しても良いと思います。

良い音質を手頃な金額で手に入れるのであれば、Studio USB-Cシリーズのオーディオインターフェイス+マイクを購入するのをオススメします。特にStudio USB-Cシリーズに付属されるStudio One Artistなのですが、最近アップグレードがありサードパーティプラグイン(AU、VST2、VST3)の使用が可能となりましたので、Professional版を購入しなくても幅広い音源を手に入れる事が可能になりました。

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これにマイクを足すだけで歌ってみたを良い音質で録音する事が可能です。コンデンサーマイクはレコーディングに特化・ダイナミックマイクはパフォーマンスに特化したものなので、コンデンサーマイクの購入をオススメしますが、ダイナミックマイクでもオーディオインターフェイスを通せば良い音で録音する事は可能です。

その他にDTMで歌ってみたをオススメする理由


上記以外にソフトを使った方法(DTM)をオススメする理由は以下の通りです。

  • クリック(メトロノーム)を聞きながら録音が出来るのでリズムがモタったり、走ったりする事が無い

  • イヤホンマイクよりも適正な距離で歌が録れるのでボフノイズなどが発生しにくい

  • 本格的なレコーディングを経験することでスタジオレコーディングの練習にもなる

3つ目は歌い手以外にもバンドでボーカルをやってる・シンガーソングライターをやってる等、今後スタジオレコーディングをする可能性がある方向けですが、ヘッドホンをつけて歌うこと、イヤホンを付けて歌うこと、何も付けずに歌うことは全く違う感覚になりますので、今後幅広くやっていきたい!という意欲がある方はぜひDAWを用いた録音をオススメします。

まとめ

MIXを依頼する場合も、スマホで録音したものを編集するのとDAWを使用して録音をしたものでは時間のかかり方も違いますし、作品の出来にも差が出るのではないかと思っています。作業量が増える=見積もりが高くなるなので、より費用を抑えたい!と思う場合は機材を最初に用意した方が後々安く済む可能性が高いです。

無償でMIXをして下さる方々も多くいらっしゃいますが、その方々の負担を減らす為にも音質良く録音する事は歌い手側の気遣いなのではないかなと思っています。AudioBox iTwo STUDIOなら22,000円、別々に購入しても30,000円程で揃えられますので、ぜひご検討下さい。

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