みそじのおんかつ

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音活真っ盛りのおばちゃんです。

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ガチ初心者に送る!これだけ覚えとけ音楽理論



ガチ初心者に送る!これだけ覚えとけ音楽理論
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

作曲をする上で作曲理論は覚えるべきか?という話題はいつの時代でも出てくるものです。実際覚えておいて損は無いですし、絶対に得をするのですが

この楽典…何言ってるか分からないんですよね…で、私が実際に購入した本で

 
このサルでも分かる音楽理論上下巻を買ってノートを取りまくった結果、ほとんど覚えてないんですよね…

しかし、理論と難しく考えるからわけが分からなくなるのであって、実際皆さんが普段音楽を聞いている時も童謡を歌ってるときも音楽理論を使ったもので出来ているので、身近な存在でもあるわけです。そこで今回はガチの初心者はこれだけ覚えておけばとりあえずは一曲作る前準備は出来る!という話をしていこうと思います。

また個人的な体感としては理論を学ぼう!と身構えるよりはより多くの曲を聞く事、知らないジャンルに触れる事、どうやってこの曲は出来ているのかを知る事が大切だと思っています。その「この曲はどうやって出来るのか」を知るために理論が必要になってくるので、その都度調べる方が覚えられます。

メジャースケール(長音階)


メジャースケール この言葉は一度は耳にした事があるのではないでしょうか。所謂ドレミファソラシドの事です。鍵盤の白鍵の所です。見ていただけると分かると思うのですが、ドとレの間に黒鍵が一つ(ド#またはレ♭)があります。また、ミとファの間には黒鍵がなく、隣り合っている事が分かります。

ド~次に来るドまでの7音(ドレミファソラシ)の事をCメジャースケールといいます。

表記が変わっても意味は同じ
    ドレミファソラシド
     ↓
    CDEFGABC
     ↓
    ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦ (この場合は次に来るドはまたⅠに戻ります)


また間に黒鍵がある場合は全音、無い場合は半音動いている事になりますので、メジャースケールの各音の移動は以下の通りになります。

ド → レ → ミ → ファ → ソ → ラ → シ → ド
 全音  全音  半音   全音  全音  全音  半音


例えばドの音をミに変えてスタートする場合はミ→ファ#→ソ#→ラ→シ→ド#→レ#→ミとなります。このスタートする位置の事をキー(調)と言います。キー=Dのメジャースケールとあったらレからスタートするメジャースケールの事を指します。

メジャースケールは明るい音がします。

聞けない場合はこちら

スピッツのチェリーがCメジャースケールの曲です。明るいポップな曲調になっているのがわかると思います。

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マイナースケール(短音階)

マイナースケール(短音階)
先程と対をなす形となるのがマイナースケールになります。一番分かりやすいのがAマイナースケールになります。先程のCメジャースケールと使っている音は同じなのに暗い音がします。


聞けない場合はこちら

これは先程の移動していた全音や半音の順番が変わっているからです。

ラ → シ → ド → レ → ミ → ファ → ソ → ラ
 全音  半音  全音   全音  半音  全音  全音



このAマイナースケールはJ-POPでは本当によく使われています。小室進行とも呼ばれます。切なさや暗さを表現するのにマイナースケールはとても役立ちます。

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ダイアトニックコード

ダイアトニックコード

上の画像はCダイアトニックコードに含まれるコードの一覧です。見て分かる通り、スケールで使われる音だけを使用しコードが作られています。また構成音はドミソのように、一つずつ音を飛ばして作られています。一般的にはダイアトニックコードはメジャースケールを使ったメジャーダイアトニックコードの事を指します。

曲のメロディを作る時もこのスケールから外れる事はほとんどなく、逆に外れてしまうと気持ちが悪いメロディになってしまいます。

また、ダイアトニックコードの中でも、1番目(Ⅰ)、5番目(Ⅴ)、4番目(Ⅳ)は特に主要なコードなのでスリーコード(主要三和音)と呼ばれます。上の画像でいうとCGFにあたります。スリーコードの響きをもとにこんな機能があります。

スリーコードの役割
    1番目(Ⅰ) → トニック(安定した落ち着いた音)
    5番目(Ⅴ) → ドミナント(不安定な落ち着かない音)
    4番目(Ⅳ) → サブドミナント(少し不安定な音)

    ドミナントやサブドミナントの音はトニックの音へ回帰したくなる役割があります。(C → F → G → C など)

代理コード

代理コード
Cのコード(ドミソ)とAm(ラドミ)のように構成音が近いコードは響きも似ています。

聞けない場合はこちら

響きの似ているコードはその名の通り代理として使用する事が出来ます。代理コードとして代表的なものはスリーコードを代理する「Ⅱm」「Ⅲm」「Ⅵm」「Ⅶm-5」のコードになります。また全てマイナーコードとなるので代理マイナーと呼ばれる事もあります。

代理コードを使用してもトニックやドミナントなどの機能は変化しないので、キー=Cの場合でもAmがトニックとしての役割を持つ事になります。


正直に言うとこの辺は言葉では分かりにくと思います。

聞けない場合はこちら

明るさと暗さの違いはあれど、どちらも最後に落ち着く感じになるのがおわかりいただけると思います。試しに先程の音源のサブドミナント(Ⅳ)であるFのみ代理コードであるⅡm(Dm)に変えてみました。

聞けない場合はこちら

全体の雰囲気が変わる事なくトニック(Ⅰ)へ戻ってきているのが分かると思います。

まとめ

音楽理論は一気に全て覚える必要はないと思います。もちろん覚えていて損はありません。むしろ覚えていた方が作曲をする上で有利だと思います。ただ、頭でっかちになって作曲がおろそかになるよりは最低限の事だけをしっかりと覚えつつ様々な曲作りに挑戦した方が良いのではないかと考えています。

今回ご紹介した事を頭に入れておけば作曲する準備は出来ます。あとはどういう曲を作りたいかを決めて作っていくだけです。メジャースケール・マイナースケールは特に言葉は知らなかったけど体感で分かった!という方もいると思います。普段から言葉は知らなくても理論を使ったものは聞いているはずです。用語を覚えるのはなかなか難しいですし、まずは作っていくのが上達への一歩だと思います。

この記事が少しでもお役にたてば幸いです。