【初心者向け】今更聞けないオーディオとMIDIについて
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。
今回は超初心者向けオーディオとMIDIについての違いの話です。何となく分かってるけど、よく分からない、という人に向けて何が違うのか?何が出来て、何が出来ないのか?という話をしたいと思います。
当たり前のように使われる言葉なので今更聞けない…という人もいると思いますので、この記事が参考になれば幸いです。
オーディオデータって何?
よくサンプリング音源という言葉を聞いたことがあるかと思います。現代におけるサンプリングというのはすでに出来上がっている音楽の一部を再利用することを指します。
スネアドラムやキックなどのワンショット(一発のみの音)なども含めて、サンプリング音源と呼ばれることが多いです。
MIDIデータって何?
MIDIというものは信号であり、単体では音が鳴りません。
パソコンに取り込むことで様々な楽器で音を流すことが出来ますので、DTMで楽曲制作を行う人の中ではMIDI信号をメインに扱う人も多いです。
オーディオとMIDIの違いとは
オーディオとMIDIは具体的にどう違うのか?主な違いをまとめてみました。
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オーディオ:加工することは可能なのですが、極端に早くしたり遅くしてしまうと音が劣化してしまうなど、ある程度の制限があります。
MIDI:自由に変更可能。
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オーディオ:すでに音色は出来上がってるのでリバーブなどのエフェクト以外不可能。
MIDI:自由に変更可能。
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オーディオ:加工することは可能なのですが、極端に高くしたり低くしてしまうと音が劣化してしまうなど、ある程度の制限があります。
MIDI:自由に変更可能。
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オーディオ:前後を入れ替える、波形を切って並べるなど限定的。
MIDI:自由に変更可能。
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オーディオ:サウンドパック等様々なオーディオデータが存在しているので沢山の音を取り扱うことができ、質も良いものが多いです。
MIDI:持っている音源次第。不可能なサウンドも多い。
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オーディオ:オーディオ素材を並べるだけでも楽曲っぽいものを作ることが可能。音楽的な知識がない人でもとっつきやすい。
MIDI:所謂譜面を作成するので、最低限の知識が必要になります。音楽的な知識がない場合は耳頼りになるので、制作に時間がかかります。
まとめ
同じ音を出すものではあるけど、全く違う「オーディオ」と「MIDI」の主な違いは以上になります。初心者がとっつきやすいのはオーディオデータであるのは事実なのですが、すでに出来上がっているものなので、拡張性は少ないです。逆にMIDIは最初の知識さえ乗り越えてしまえば幅広い音を作ることが可能です。
どちらが優れている、という話ではなく一長一短なものですので、どちらもバランスよく使い制作をスムーズに進めていくのがベストなのでは無いかと思います。
またScalerのような作曲補助プラグインも今はありますので、上手く活用することで初心者でも悩みすぎずに制作を進められるのではないかと思います。