みそじのおんかつ

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音活真っ盛りのおばちゃんです。

【今月のオススメ記事】

たくさんの曲を聞けたので、ミックスのポイントみたいな話をするよ



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こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回は初心者に向けてのミックスで気をつけた方が良い事をまとめてみようと思います。というのも、Twitter上で様々な音源を聞かせてもらう事が増えて、その中で惜しい!と思うものが結構ある事を感じました。

その惜しいと言うのは、あるパートの音量だったり、ノイズがあったり…と理由は様々なのですが、その中でここは特に気をつけた方が良いのではないか?というものをまとめています。ノイズに関しては下記の記事も参考にしてみて下さい。(現在無料配布は終了しています。)

www.obachang30.xyz

また今回はあくまでミックスの初心者に向けての話になりますので、技術的な面の話ではなく、どちらかというとバランスメインの話になります。

ミックスをした曲をどこで聞くか?

初心者あるあるな話の一つにミックスした曲をパソコン上でしか確認しない事があります。私達が普段音楽を聞くのはどんな場所が多いでしょうか?現在はスマホで簡単に音楽を持ち歩く事ができ、なおかつ音活ユーザーはそこに向けて音楽を発信していく事になります。

それなのに、ミックスした楽曲をパソコン上でしか聞かないというのは矛盾していると思いませんか?ミックスした音源はご自身のパソコン上だけではなく、スマホ+イヤホンや、スマホのスピーカーなどで再生する事が大切です。可能であればカーステレオで再生するのも良いでしょう。

様々な手軽に音楽を聞ける場所=人がより音楽を聞く可能性がある場所で再生をし、ミックスを整えていく事が何よりも大切だと思います。全ての人が良い環境下の中で聞く事は無いです。むしろ現代では街中などの比較的悪い環境で音楽を聞く人の方が多いのではないかと思います。ですので、ミックスする段階でそのような場所に適したバランスで整えていく事が大事なのではないかと感じています。

とりあえずデカイ音量は間違い?

よくある話の中でとりあえず音量をいっぱい持ち上げればいいと思っている人がいるのもまた事実です。楽曲というのは約4分間の中に起承転結があるものですので、毎回同じ音量で限界ギリギリで流れていたら、とても聞き取りにくい曲になりませんか?

例えばサビなどどこを一番聞かせたいのか?を考え、そこに音量のピークがくるように全体のバランスを考える事が大事です。Invisible Limiterのようにどれだけ音圧を上げても割れない!という優れものプラグインもありますが、これを強くかけすぎるとずっと同じ音量バランスで面白味のない曲になります。

Invisible Limiterが悪いというわけではなく、どのようなバランスで全体を整えていくのか、というのは重要な要素になります。

歌モノは何を聞かせるべき?

歌モノはもちろん声(Vo)を聞かせるべきであり、楽器隊はそれをきちんと支える事が大切です。

ミックス初心者のあるあるな話だと思っていますが、声が結構小さくなってしまうんです。またはとても大きくなってしまう。歌モノとは言え、楽曲も大事です。声が聞こえなくなってしまったり、遠くで楽器が鳴っている…みたいな状況では曲の雰囲気が台無しです。

あくまで主観ではあるのですが、特にJ-POPにおいてはほんの少し声が大きいかな?位のバランスで丁度良いです。このような丁度良いバランスを見つけるためにも様々な環境で楽曲を再生し歌詞が問題なく聞き取れるか?を確認する事がとても大事です。

意外と重要!スネアの音

ドラムの中でのスネアの音は意外と重要です。ドラムの中でもかなりハッキリと聞こえる音なので、大きすぎると声(Vo)を殺してしまいます。私自身の過去の経験からの話ですので、信ぴょう性は強いのではないでしょうか…

例えばパン!というような強いスネアの音がある場合、そこが大きいだけで声(Vo)は負けます。途端に歌詞が聞き取れなくなります。ですので、スネアに関しては少し小さいかな?位が丁度良いと思っています。あくまでこれも主観なので、様々な環境で確認をしてみてください。

ホワイトノイズ・リップノイズは消せ!

特に静かなバラードの曲などで、楽器のホワイトノイズは耳に付きます。

せっかくの良い曲なのに、ボーカルのペチャ・ピチャという音は耳に付きます。ここでご紹介しているようなノイズ除去ソフトで簡単に取り除く事ができます。ちょっとした手間で楽曲の良さは大きく変わります。意図せず発生したノイズは消すに限ります。

まとめ

ミックスのポイントというよりはバランスとノイズの話ではありますが、初心者が陥りやすいミスは上記に上げたような点だと思います。

もちろんEQを使ったコツなんかもありますし、そちらに関しては有益な情報がたくさんあります。しかし、その手前の何を聞かせたいか?どこを聞かせたいか?ということにもしっかりを重きをおくべきだと思っています。何度も書いたように大切な事は人がより音楽を聞く可能性がある場所で聞き、問題なく聞かせたい所が聞こえているかを確認する事です。

そのように考えられた楽曲はバランスもよく聞いていて疲れないので最後まで楽しめる楽曲になっている事が多いととても感じます。自身の楽曲にももちろん言える事ではありますが、これからミックスにも力を入れてみたい!と思っている人はまずはバランスについてしっかりと見直してみるべきだと思います。

この記事が少しでもお役にたてば幸いです。