DDLYは簡単に音楽の科学実験が出来るって話【ブラックフライデーで買ったものレビュー】
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。
今回は、BLACK FRIDAY BUNDLEにあったDDLY DYNAMIC DELAYという製品についてレビューを書きます。
正直な所、「ディレイプラグインはすでにあるし使わないかなぁ…」と思っていたのですが
ところがどっこい、このプラグイン面白い。
iZotope社が「様々な実験を行う中で出来上がった副産物的なエフェクトだったが、かなり面白い効果が得られるために、自分たちで使うようになった」と言っているように、かなり効果的なエフェクトを得る事ができ、なおかつ簡単な操作で済むというのが魅力。
そんなDDLY DYNAMIC DELAYについて、今回さとうが触った感想を簡単ではありますが書いていきたいと思います。ちなみに本日までBLACK FRIDAY BUNDLEはセール中なので、興味を持った方はぜひ。
DDLYのアルゴリズムについて
(Maya Millerさん画。8歳。ICON様のページより引用)
要はこういう事だ!
って言いたい位可愛いイラストなので引用させて頂きました。
説明をさせて頂くと、まず、入力された信号のダイナミクスを解析し、その信号が2つに分岐されて上下に振り分けられます。
完全に独立した2つのディレイで処理を行い、最後にミックスされ出力されるという仕組みです。
公式が発表している動画を見て頂ければ分かるのですが、結構良い具合にかかってくれます。
www.youtube.com
この動画を見るだけでもかなり面白いプラグインだという事が伝わると思います。
各機能はこんな感じ
簡単に各機能の説明をしたいと思います。
①アナログディレイモード
AとGのボタンがあり、Aを押すとアナログディレイモードになります。
使用感としては比較的ポピュラーなディレイと感じました。
左側にある電源ボタンやソロボタン(S)で上の音を単体で聞いたり消したりする事が可能です。
②グレインディレイモード
Gを押すとグレインディレイモードになります。
ディレイ成分のピッチを上げたり下げたりする事が可能です。
変化球な音になりますので、飛び道具的な使い方になると思います。
こちらも同様、左側にある電源ボタンやソロボタン(S)で上の音を単体で聞いたり消したりする事が可能です。
③音の広がり・フィルターの設定
Width:音に広がりをもたせる事が可能
Filter:中央の画面でフィルターの操作が可能
このWidth・Filter共に上下1つずつ設定する事が可能です。
④ディレイの振り分けと、強度の設定
右の上下のツマミでしきい値を決める事ができ、しきい値を超えた場合は上のディレイ設定、下回る場合は下のディレイ設定へと信号が送られます。
Intensityのノブはこの振り分けの強度を決める事ができます。
DDLYをいじってみた
実際に使うとどんな感じなのかやってみました。
before
after
まだしっかりと触ってはいないので、適当に触っただけですが、かなり効果的にディレイがかかるのがわかります。
DDLYは科学実験的な制作が出来るんじゃないか
冒頭でも出ていたように「様々な実験の結果副産物的なものとして生まれた」DDLYですので、実験的に色々なツマミをいじって使うのが一番楽しく使えるのではないかと思います。
ただのディレイプラグインと思う事なかれ、いじってみるとめちゃくちゃ面白いです。
特にEDMや同期もののバンドさんなんかはかなり重宝するプラグインだと思います。
他にも様々なプラグインがバンドルされたBLACK FRIDAY BUNDLEは本日までのセールとなりますので、興味を持たれた方はぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。