みそじのおんかつ

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音活真っ盛りのおばちゃんです。

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【作曲】上手くなりたいならとことんパクれ!作曲のコツについて



上手くなりたいならとことんパクれ!作曲のコツについて
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。

今回はギターはFで挫折し、音楽理論もさっぱり分からない。そんな私でも作曲が出来るのはどうしてか?というお話をしたいと思います。今まで作曲の方法でググったり様々な作曲についての本を読みまくりましたが、結局は歌と同じで慣れと真似が大切だという結論に至りました。そこで、これからDTMを始めたい、作曲をやってみたいという人へ向けて出来るだけ遠回りをしないように作曲の真似る方法を記事にしたいと思います。

また特徴的な歌い方をしている人・ぜひ引き出しに入れておいて欲しい歌い方などはこちらの記事にまとめています。

コード進行をパクれ

王道進行や、小室進行、カノン進行などは耳にした事がある人が多いのではないでしょうか。著作権があるのは歌詞や旋律なので、コード進行自体に著作権は無く仮に全く同じ進行で楽曲を作ったとしても問題はありません。仮にコード進行自体に著作権があったとしたら世の中の楽曲はほとんどが世の中に出せないものになります。作曲する上でコード進行を真似るのはとても良い練習法にもなります。

定番①王道進行

J-POPに多く使われています。困ったらコレ入れとけ!と言う位使われています。

(聞けない人はこちら)

Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm (キー=Cの場合 F-G-Em-Am) になります。日本の楽曲にこれでもかと使われていますので使いやすい反面ありきたりになるという可能性はありますが、作曲初心者はここから始めても良いのではないかと思います。王道進行を使った楽曲はこちらから聞く事が出来ます。

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タイトルが30曲とある時点でかなりの頻度で使われている事が分かると思います。J-POPらしい曲を作りたいという場合にはかなり重宝しますので覚えていて損はないです。

定番②小室進行

90年代のJ-POPを聞いた事がある人なら必ず一度は耳にしているコード進行です。

(聞けない人はこちら)

Ⅵm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ (キー=Cの場合 Am-F-G-C) になります。菊次郎の夏で有名なSummerも小室進行ですし、ひぐらしのなく頃にのyouも小室進行です。

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現在でもよく使われているコード進行なので、こちらも取り入れやすいコード進行なのではないかと思います。

定番③カノン進行

パッヘルベル作曲のカノンという曲で使われているコード進行です。こちらも一時期かなり取り入れられていましたので、耳にした事がある人は多いのではないでしょうか。

(聞けない人はこちら)

Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ (キー=Cの場合 C-G-Am-Em-F-C-F-G) になります。こちらも90年代にかなり流行したコード進行です。ポップスだけではなくロックにも使われていました。

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また、このコード進行は大逆循環と言って、キーがCだとすると、ベースラインがドから始まっていきシラソファミレと順に下がっていき、ソを経由して上がってまた最初のドに戻って来るパターンもよく使われます。

(聞けない人はこちら)
この場合はⅠ-Ⅴ/Ⅶ-Ⅵm-Ⅰ/Ⅴ-Ⅳ-Ⅰ/Ⅲ-Ⅱm-Ⅴ (キー=Cの場合 C-G/B-Am-C/G-F-C/E-Dm-G) になります。

小噺:コードを分解してもOKなんだけど…

今カノン進行の2つの音源を聞いて「あれ?」と思った人はとても耳が良いです。1つ目と2つ目の音源ではコードの並べる順番が違います。

コードというのはCの場合はド・ミ・ソの3つを同時に鳴らして作られています。Cのを使う場合、必ずド・ミ・ソの順番に並べないといけないわけではなく、ミ・ド・ソでも良いですし、ソ・ミ・ドと並べても良いわけです。コードの順番を変える事を転回と言います。ミが最低音になった場合はC/E、ソが最低音になった場合はC/Gになります。参考にCで使われる和音(ド・ミ・ソ)をそれぞれ転回させてみました。同じ音しかないのに雰囲気が違って聞こえると思います。


(聞けない人はこちら)

しかし、C/Gなど転回によって沢山出てくるのはちょっと手間だったりします…ですので、ピアノを弾く場合などは左手がルートを弾いていた場合は右手がどんな転回をしていても基本形(今回の場合はC)と見なされます。参考に先程の転回したものに全てルート音のCのをプラスしてみました。


(聞けない人はこちら)

これで全ての音がコードCとなります。このようにルート音を最低音に置く事で安定した音にもなりコード表記も楽になります。バンドにおけるベースの立ち位置ですね。

メロディの作り方

あくまで持論なのですが、コード進行は同じでもメロディ次第でオリジナリティは出てくると思っています。メロディに関しては普段どれくらい曲を聞いているのか、どんな風に曲を聞いてるのかが大事になってきます。流石にメロディはパクれ!とは言えないのですが、ある程度の法則があって

  • 曲の中で1オクターブ半程度でメロディを作る
  • サビに一番美味しい音を持ってくる
  • Aメロが早口ならサビはゆったり、Aメロがゆったりならサビは早口などの緩急をつける


と言う1曲の中で飽きさせない工夫やちゃんと歌えるメロディというのが大事になります。メロディが2オクターブも3オクターブも高低差があれば聞き手は疲れてしまいますし、単調な曲は飽きられてしまいます。また美味しい音というのは自分が一番しっかりと出る音・一番高い音が当てはまります。鼻歌を歌いながらメロディを作っていくのが一番良い方法だと思っていて、自分が出しにくい音は無理に入れないという事を最初は気をつけていけば美味しい音も分かってくるのではないかと思います。

例えば私の場合であれば中音域の方がハリのある音が出るので、サビはあえて中音域を攻めてラスサビで高音を一箇所持ってくるなど、全体を通してバランスよく構築していく事が大切です。最初から完璧に出来ると言う事はないので、一度作ったメロディを一日置いて聞いてみてまた手直しすると言うのも手です。好きなアーティストの曲をどんなメロディで作られているのかという風に聞いてみても良いと思います。シンセの単調な音だとわかりにくいという場合はUTAUで声を入れたり、実際に自分で録音してみたりなどしてみると判断しやすいのではないでしょうか。

まとめ

何度か書いていますが最初から完璧に出来る人はいません。そして続ければ絶対に出来るものです。伴奏から躓いているのであればまずはよく使われているコード進行をDAWに打ち込んでみて、そこからメロディを生み出してみてください。私も同じ方法を辿りました。最初はキーがCかAmの曲しか出来ませんでしたし、いまだに気を抜けば白鍵ばかり使ってしまいます。様々なコードを試したいという人はScalerというコード進行アシストプラグインというものもありますので、そこから選んでみても良いです。

またコード進行は出来たけど、それらを繋げる方法が分からない!という方はセクション同士の繋ぎ方の例も記事にしていますので併せて読んでみて下さい。

www.obachang30.xyz

1曲仕上げる事ができれば必ず自信になりますし、DTMが楽しくなっていきます。

この記事が少しでもお役にたてば幸いです。