みそじのおんかつ

みそじのおんかつ

音活真っ盛りのおばちゃんです。

【今月のオススメ記事】

音楽業界の闇の部分教えます【有名メンボサイトで出会った話】



はじめに

この話は私が実際に体験したものであり、インディーズ事務所の全てを否定するものではありません。また、この事務所が詐欺なのかどうかは分かりかねます。しかし、私のように最初に金銭を要求される音楽事務所疑うべきです、という注意躍起となります。特に若い方は安易に「お金を払えばデビュー出来ます」などの言葉に騙されないようにして下さい。また、その事務所に所属するアーティストの夢を潰そうという意図はありませんので特定等もお止め下さい。記事内のメッセージや発言等に関しては大筋に変化が起こらない程度の改変を行っています。

 

こんにちは、さとうです。

過去、ある音楽事務所に所属していました。今回はその時のお話をしたいと思います。

はじめににも書いた通り、その事務所が詐欺だ!とかその事務所の名前は●●だ!とか言いたいわけではなく、こういう場所はあんまり良くないと思うよ。という、あくまで個人の考えに基づく話です。

お金だけ払わせて何もしなかったというわけでは無いですし。

ただ、個人で出来るレベルの事をこれだけの大金を払ってやるべきなのか?と考えるきっかけになれば幸いです。

 

 

 

きっかけはとあるメンバー募集サイト

上京してきて最初に始めたバンドが解散してしまい、新しくメンバーを探して一から頑張ろうと思っていたさとう。

当時メンバー募集で利用していたのは、今でも有名な某サイトです。

そこで女性ボーカル募集というタイトルの記事に興味を持ち掲示板の内容を見ました。

 

タイトル:女性ボーカル募集

本文:都内で活動できる女性ボーカルを募集しています。メンバーはドラム・ギター・ベースです。週に1回リハ、月に1回ライブを目指しています。オリジナルでの活動になります。興味を持ってくれた方はメッセージを下さい。

 

こんな感じの内容だったと思います。

既にボーカル以外のメンバーが揃っているという事で興味を持って自分が歌っている音源を載せてメッセージを送りました。

すぐに直接会って話をしようという事で話を進めていくと

実は音楽事務所に所属していまして、その事務所で話をしたいのですが良いですか?

という話になり、事務所の最寄り駅で待ち合わせになりました。

 

駅にきたのは普通のお兄さん

当日、午前10時。駅まで迎えに来てくれたのは普通のお兄さん、という言葉が似合うフツーのお兄さんでした(以下Aさん)雑談をしながら徒歩で事務所のあるビルへ向かいました。

雑居ビル…というのかな。都内にはよくあるビルです。いやフツーの。

エレベーターの前で何やら電話をするAさん

後ほど知ったのですが、エレベーター内部からだと止まらないようにしているらしく、部屋側からエレベーターのボタンを押し、ドアを開けてもらえるようにしていたようです。

 

部屋に入ると、おじさん?おじいちゃん?に近い年齢の男性がいらっしゃり、その人が社長との事でご挨拶をもらう、ご挨拶を返す。ぶっちゃけ近所の八百屋にいそうな感じ。

部屋の中は事務所?というよりは…なんだ、古いステッカーだらけのライブハウスの楽屋、みたいな所。いかんせん、田舎娘のさとうさん。事務所ってこんな所なんだーと素直に信じる。テーブルに座るように促して頂き着席、目の前にAさんが座る。

社長は奥へと消えていく。田舎娘は緊張でそんな事も気にならずお上りさん状態。

 

そこから、まずAさんとの雑談が続く。

今までどんな音楽をやってきたのか

何で上京してきたのか

どんな音楽をやりたいのか

作詞作曲が出来るのか

など。

恥ずかしながら、その当時、私は作詞は出来るが作曲は出来ない。要はメンバーがいなきゃ曲が作れないという人間でした。それも素直に話しました。

 

Aさん「うちはそういう人もいるし、曲を俺が作るから問題ないよ」

お話の内容としては、Aさんが何曲か曲を作ってくれ、作詞をし、曲数が揃ったらアーティスト写真を撮りライブをする、というもの。作曲が出来ない私には十分すぎるくらい魅力的な話。だいぶのめり込み気味でお話を聞いていたと思います。

前向きに事務所に入る方向に考えていた時、Aさんがこう言いました。

Aさん「事務所に入るときに登録料が掛かるんだ」

 

第二話へ続きます。

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