三日坊主な自分が嫌な人だけ見て欲しい話
「ダイエットを始めたのですが三日坊主なんです」
「最初だけはやる気あるんですが…」
と言う人よくいると思います。はい、私の事です。
私は元々怠け癖と言うか、好きな事以外にはなかなか興味を示す事が出来ずにやってみたものの、気が付いたらその存在すら忘れてると言う事がありました。
そんな私もブログを毎日書いてまもなく1ヶ月。
三日坊主の続かない理由や続けるためにどうしたら良いのかをまとめました。
続かないのは性格なのか?
三日坊主の人と続く人の違いというのは何なのでしょうか?
性格?いや、違います。
人間はいつも通りという習慣を維持しようと本能があります。これは、私達の生活の中で大事な安心や安全を守る為に大事な機能でもあります。しかしこの習慣というものは新しい事に抵抗する性質を持っています。
この習慣という力が大きくなる事で人は新しく始めた事が続かなくなるのです。逆にこの習慣という思考にこれは当たり前の事なんだ、と認識させる事によって、人は三日坊主ではなくなります。
習慣化させるにはどれ位かかるのか?
習慣化させる為には実際どれくらいの期間がかかるのか。当たり前なのですが根深い程に時間がかかります。下記の3つのレベルで分ける事が出来ます。
レベル1行動の習慣化
- 日記(ブログ)
- 節約
- 勉強
などがこの行動の習慣に当てはまります。日々繰り返される行動の事を指し、習慣化するまで約1ヶ月かかると言われています。ブログもこれに当てはまりますので、まずは1ヶ月間書く事を目指そうと思い、始めました。
レベル2身体の習慣化
- ダイエット
- 禁煙
- 筋トレ
などがこの身体の習慣に当てはまります。体のリズムに関係する習慣ですので、レベル1よりは根深い部分になります。そのため、習慣化するまで約3ヶ月かかると言われています。特にこの身体の習慣化が出来なかったという人は多いのではないでしょうか。
レベル3思考の習慣化
- 考え方
- 感じ方
- 捉え方
などの自分のメンタル面についての習慣化になります。
ネガティブな人が考え方を明るくポジティブにしたいと思ったのに、少しするとネガティブな考え方に戻っている、なんて言うのは当然の事なんです。だってレベル3ですもの。あなたが今まで生きてきた考え方をすぐ変える事が出来ないのは当たり前で、私も似たような経験は何度もあります。ちなみに習慣化するまで約6ヶ月かかると言われています。
習慣化の練習はレベル1からをオススメする理由
さて、レベル3まで出揃いましたが、あなたは何を習慣化させたいですか?いきなりレベル3から!と言うのは難しいかもしれません。絶対にやりきる!と言う考え方の下、動ける自信がある人はレベル3から取り組むべき。しかし、三日坊主の方に向けて書いているので、まずはレベル1から習慣化の練習をする事をオススメします。
3日もまともに続かないのに、1ヶ月も出来るのか?と思う人がいるかもしれません。
しかし、レベル1が習慣化するまで3つの段階があります。
行動の習慣化が出来るまで。
行動の習慣化に1ヶ月かかると言う話をしましたが、その1ヶ月の中で次のような変化が起こります。
反発期(1日目~7日目)
挫折率がもっとも多い約42%
自分は三日坊主だと諦める、昨日やったから今日はいいやと言ってそのままやらない、アレもコレもやろうとスタートダッシュの勢いがあり過ぎて続かない、などの理由がありますが、私はスタートダッシュの勢いがあり過ぎるパターンでした。
やってみたい事が山のようにあるので、一気に全部始めようとして、結局続かない。
ブログや勉強も同じで、最初にやろうと決めた量が多すぎて続かない事が多かったです。
この期間は何よりも毎日やる事が大事なので
- 一度に一つだけやるというルール
- ベビーステップ
という方法を取り入れます。
アレもコレも、と欲張りすぎて挫折する事はよくある話です。例えばダイエットを成功させたいなら食事制限を習慣化させた後に運動をスタートする、という風に一つずつ取り組む事が成功の秘訣になります。
またよくある勘違いなのですが、例えば「語学の勉強」を習慣化させたい時に、朝はリスニング、夜はライディングのように複雑なルールを決めてしまうと続きません。
語学の勉強であれば、まずはリスニングを習慣化させた後に、ライディングの習慣化を始めると言ったように、一つの事が倦怠期(下で説明しています。)に入った時に新しい習慣として取り入れる計画を考えましょう。
また、ベビーステップとは、そのままの意味ですが赤ちゃんのように小さなステップの事です。
読書であれば1分だけ読む、1ページだけ読む、目次を見るだけ
のような風邪をひいていても出来る程度のルールを決めましょう。そうする事で続ける事へのストレスがかなり減りますし、実際本を読みだしたらもっと読みたい!となる事がほとんどです。
この期間は、いかにストレスなく毎日続けて7日目を迎えられるかが重要です。
不安定期(8日目~21日目)
挫折率40%
急な予定や残業などに振り回される事が多い時期です。
何だろね、誰かどこかで見てるのか
この時期は物事がスムーズに進まずに、やっぱり無理だ、もう良いやと投げ出してしまう事が多いです。そのため、突発的な事が起こったとしても元のリズムに戻せるように
規則正しくパターン化する
と言う方法があります。朝●時に起きて、△時の電車に乗って、✕時に会社に行く…など、私達が日々生活してる中で既にパターン化してる事はたくさんあります。
そんな風に習慣化させたい事もパターン化する事で、突発的な事が起こったとしても、すぐに元に戻せるようになります。もし、時間を作るのが難しい人は通勤時間やお昼休み・お風呂などの生活習慣の中に組み込んでしまうと楽だと思います。
そして、せっかくパターン化をして「帰ったら1時間筋トレをしよう」と決めても、急な予定などで帰りが遅くなり、「今日はもう寝よう。明日やればいいや」というような挫折への道を進まない為に例外ルールを決めておく事が大事になります。
1.色々な場面を想定して決める
体調不良・飲み会・残業など、パターンを守れない状況を思いつく限り出します。
2.ベビーステップでも良いからやらない日を作らない
とにかく続ける事が大事です。
また、例外ルールの他にやる気向上スイッチを作っておくのが便利です。
- この勉強が終わったらゲームする
- 誰かに1日の成果を伝えて褒めてもらう
など、自分が続けるにはこれが良い!と言うのもを作ってみてください。
倦怠期(22日目~30日目)
挫折率18%
とにかく飽きてくる。毎日カレーだとラーメンが食べたくなります。人は安定を求める一方、変化を求めます。そのため、習慣化する前に飽きてやめてしまう事があります。
例えば勉強ならば
- 教材の内容や勉強する環境を変える
- モチベーションを上げる為に目標を誰かに宣言する
など、マンネリ化を防ぐために変化をつける事が大事になります。
ただ、時間や方法は変えると挫折する可能性が格段に上がってしまうので、基本パターンは変えずに新しい要素を取り入れる事を考えて下さい。
また、次の習慣の計画を練るにも良い時期になります。そうする事で「次にむかって頑張ろう」というモチベーションにもなります。ただ、この倦怠期に入った時点ではまだ習慣化が終わっていないので、30日目が終わるまでは実行するのはやめて下さい。
実行してしまうとせっかくここまできたものが無駄になってしまう可能性があります。
習慣化する事で変えられる未来
継続は力なり、という言葉があります。
音楽や歌もそうですが、やり続ける事で良いものを作れるようになったり、今まで時間がかかった事が効率良く進められたりします。
習慣させる事1つだけは小さいかもしれませんが、千里の道も一歩からと言いますし、良い習慣を1つずつ増やす事で未来のあなたはより良いものになるのではないかと思います。
私は無事ブログを30日間書く事が出来ましたので、今は読書をしています。
1つ習慣化に成功すると自信にも繋がります。まずは1ヶ月、しんどいのは1週間、と考えれば気も楽になるのではないでしょうか。
自信が連鎖していく未来が楽しみで仕方ないです。